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手数料
あまりいい響きではありませんね・・・そうです。仮想通貨の取引には手数料がかかるものがあります。しかしこの手数料、多くの種類があり正直混乱します。「手数料無料」とうたっている取引所はたくさんありますが、何が無料なのかは素人にはわかりずらいものがあります。ということで、今回はこの仮想通貨取引にかかる手数料をまとめて見ました。
※本情報は2017年12月31日現在のものです。
手数料の種類
ここでは、私のような仮想通貨ビギナーを対象としているのでわかりやすいところから説明していこうと思います。
※各項目のオススメには☆+赤文字にしていますので参考にしてください。
入出金
仮想通貨取引所に日本円を入金したり、日本円を出金する時にかかる手数料です。入金しないと取引ができないので、基本的に絶対に必要な手数料です。入金に関しては、どこの取引所も、銀行側の手数料(振込手数料)がかかります。出金手数料は取引所によってマチマチです。詳細は、下記の表にまとめます。
が、その前に!絶対必要な入金手数料ですが、住信SBI銀行の場合無料で入金可能です。それだけでなく、土日祝日、24時間対応なので、住信SBIに口座を持っている方は入金はそちらで行うことをオススメします。
数百円の手数料でも初心者トレーダーにはバカにできませんし。今入金したい!!というタイミングを外さないためにもこの機会に住信SBIに口座を作っておくことをオススメします。→ 住信SBIネット銀行
取引所名 | 入金手数料 | 出金手数料 | クイック入金 | 住信SBI提携 |
・CoinCheck | 振込手数料 | 400円 | 756円〜 | ◯ |
・BitFlyer | 振込手数料 | 216〜756円 | 324円 | ◯ |
☆GMOコイン | 振込手数料 | 金融機関所定額 | 無料 | ◯ |
・Zaif | 振込手数料 | 350〜756円 | 486円 | ◯ |
・BitTrade | 振込手数料 | 648円 | – | ◯ |
・BitBank | 振込手数料 | 540〜756円 | – | ◯ |
・BitPoint | 振込手数料 | 金融機関所定額 | – | ◯ |
・QUOINEX | 振込手数料 | 金融機関所定額 | – | ◯ |
説明し忘れましたが、取引所によってはクイック入金というものを用意しているところもあります。その名の通りすぐに入金できる制度ですが、住信SBIからの入金なら関係ないかと思いますので、参考程度に掲載しておきます。
取引手数料
さて、次は取引手数料です。この取引手数料ですが現在色々なところで無料キャンペーンなどやっておりますが、こちらにもいくつか種類があり正直初心者には何がなんだかわからない部分があります。ここでは、各取引手数料の違いを簡単にご説明していきますので、お付き合いいただければと思います。
まずは現物取引にかかる手数料から(信用取引・FX・先物以外の取引です。)
取引所名 | ビットコイン取引所 | ビットコイン販売所 | アルトコイン取引所 | アルトコイン販売所 | ||
maker | taker | maker | taker | |||
・CoinCheck | 無料 | 無料(スプレッド有) | – | 無料(スプレッド有) | ||
・BitFlyer | 0.01% ~ 0.15% | 無料(スプレッド有) | – | 無料(スプレッド有) | ||
・GMOコイン | – | 無料(スプレッド有) | – | 無料(スプレッド有) | ||
☆Zaif | -0.05% | -0.01% | 無料(スプレッド有) | 0% | 0.1〜0.3% | 無料(スプレッド有) |
・BitTrade | 0.2% | 0.2% | – | 0.2〜0.3% | 0.25〜0.7% | – |
・BitBank | 無料 | – | 無料 | – | ||
・BitPoint | 無料 | – | 無料 | – | ||
・QUOINEX | 無料 | – | 0.25% | – |
上の表を見ておわかりいただけると思いますが、「取引手数料」という名の手数料がかかるのは取引所のみです。販売所では「取引手数料」の代わりに「スプレッド」がかかります。初心者の私は、最初これがわかりませんでした。
スプレッド
スプレッドとは、販売所における買値と売値の差です。販売所では、仮想通貨の運営会社と売買を行うのでこのスプレッドが運営会社の利益となります。
初めて仮想通貨取引を行う(株やFXをしたことが無い人)場合、板取引はなんとなく敷居が高い気がして、わかりやすい販売所から買う人も多いと思います(私もそうでした)。しかしこのスプレッド、運営会社によってはかなり持って行かれます・・・油断していると大変な目にあいます。下表は私が調べたスプレッド一覧です。スプレッドは刻一刻と変わるため参考程度にしかならないかもしれませんが、ぜひご一読ください。
取引所名 | 買値(スプレッド) | 売値(スプレッド) | 差額 | %(差額/買値) |
・CoinCheck | ¥1,807,468(2017.12.31) | ¥1,753,300(2017.12.31) | ¥54,168 | 3.00% |
・BitFlyer | ¥1,845,334(2017.12.31) | ¥1,747,442(2017.12.31) | ¥97,892 | 5.30% |
・GMOコイン | ¥944,300(2018.2.5) | ¥914,300(2018.2.5) | ¥30,00 | 3.17% |
・Zaif | ¥1,789,000(2017.12.31) | ¥1,787,250(2017.12.31) | ¥1,750 | 0.10% |
送金手数料
送金とは、仮想通貨を今ある取引所(ウォレット)から別の取引所(ウォレット)に移すことを言います(譲渡も含む)。例をあげると・・・
例1)BitFlyerで買ったLTCを、CoinCheckに移動させることです。
例2)BitFlyer上にあるBTCを、アメリカ留学している娘のウォレットに送る。
※ウォレットとは、取引所ではなく自分のPCや外部ストレージに仮想通貨を保存しておくことだそうです。
こんな感じでしょうか。仮想通貨は、現金で同じことをしようと思った場合に比べその手数料が安いことがあげられます。では、実際にはいくらかかるのでしょうか?
BTC | ETH | ETC | LSK | FCT | XMR | REP | XRP | ZEC | XEM | LTC | DASH | BCH | MONA | |
・CoinCheck | 0.001 | 0.01 | 0.01 | 0.1 | 0.1 | 0.05 | 0.01 | 0.15 | 0.001 | 0.5 | 0.001 | 0.003 | 0.001 | |
・BitFlyer | 0.0008 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||||||||
・GMOコイン | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||||||||
☆Zaif | 0.0001〜 | 0.01 | 2NEM〜 | 0.001 | 0.001 | |||||||||
・BitTrade | 0.0005 | 0.0005 | 0.15 | 0.001 | 0.001 | 0.001 | ||||||||
・BitBank | 0.001 | 0.0005 | 0.15 | 0.001 | 0.001 | 0.001 | ||||||||
・BitPoint | 0 | 0 | ||||||||||||
・QUOINEX | 0 | 0 | 0 |
とこのような形になっております。送金の項で詳しくお話しできればいいのですが、仮想通貨の送金手数料は本来取引所に払う者ではなく「マイナー(採掘者)」に対して払うものです。そのため、実は送金手数料の金額は決まっているわけではなく任意です。ただ、当然たくさん手数料を払った人から優先的に処理されるため、あんまりケチると送金にものすごい時間がかかってしまうそうです。
2017年12月24日、BitCoinが高騰し送金詰まりが少し話題になりました。その時、BitFlyerさんから送金手数料の案内がきたのですが、それがこちら ↓
その後、12月29日には ↓
このように取引所が金額を決めている場合、その時の状況で送金手数料はかなり変動します。そこまで予測することは素人には至難のわざですが、ぜひ参考にしていただければと思います。
どこの取引所がお得なの??
手数料の項目に関してはGMOコインとZaifがオススメになっています。
【GMOコイン】
【Zaif】
早く口座を作りたい場合はBitFlyerがおススメです。
急ぎで口座を作りたいなら
【bitFlyer】
さて、「手数料 初級 現物取引編」はこのあたりでおしまいです。しかし、仮想通貨の取引にはまだいくつか種類があります。そちらは「手数料 上級 信用・FX・先物編」でにてご紹介します。
※上記の記事は、仮想通貨における「信用取引」「FX」「先物取引」を理解した後の方がわかりやすいかもしれません。先にそちらの記事を読みたい方は → 「仮想通貨の取引の種類」 へどうぞ。
それでは、今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。