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コインチェックNEM流出事件の流れ
2018年1月26日 国内大手取引所コインチェックから580億円相当のNEMが盗まれました。
https://mainichi.jp/articles/20180127/k00/00m/040/260000c
過去最大級で第2のMt.GOX事件とまで言われるほどの大事件になり、世界中でニュースになりました。
「仮想通貨はもうだめだ」「ほらみろ、言わんこっちゃない」と言った言葉がネット上では飛び交っているなか、その後の動きにも目を見張るものがあり、NEM財団は「ハードフォークして救済することはしないが、全力で支援を行う」とTwitter上で発言。
NEM.io Foundation Response to $530 Million in XEM Stolen from Coincheck
さらに、謎のホワイトハッカー Rin.Mizunashi(水無凛 17歳の女子高生⁇) さんによって、流失先のアドレスの追跡を開始。NEM財団も追跡プログラム作成に取り組み、共にハッカーに挑戦を挑んでいる模様です。
https://twitter.com/minarin_/status/956806838695100417
https://twitter.com/minarin_/status/956929973356453888
また、28日未明コインチェックは今回流出した26万人分を時期は未定だが自己資金で保証することを発表しました。(そんなに現金持ってるって儲かってるんですね・・・)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26241420Y8A120C1MM8000/
金融庁も行政処分を検討し官民巻き込んだ大騒動になっていますが、この事態をどうにかしようとたくさんの人たちが頑張っておられます。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180128-00050008-yom-soci
そんなこともあってか、元の水準とは言わないまでもチャートは徐々に戻りつつあるようです。
自分たちにできることは?
さて、そんな中で私たちも指を咥えて待っているわけにもいきません。自分の資産は自分で守らなければいけません。仮想通貨はまだまだ発展途上ですので、仮想通貨の進歩と共に私たちも進歩していく必要があると思います。
ということで、今回は「ハードウェアウォレット」のご紹介をしたいと思います。
そもそも仮想通貨はどうやって保管されているの??
仮想通貨を保管する方法は
- オンラインウォレット・・・取引所に預けている状態。
- デスクトップウォレット・・・自分のPCに専用のソフトをインストールして保管する方法。
- モバイルウォレット・・・自分のスマホに専用のアプリをインストールして保管する方法。
- ハードウェアウォレット・・・専用のUSBディスクのようなものに保管する方法。
大きく分けるとこんな感じになります。
オンラインウォレット
イメージとしては、銀行にお金を預けている状態です。コインチェックのNEM流出事件は銀行強盗に襲われたといったところでしょうか。取引所に保管しているだけならこの状態です。
ID、PASSを盗まれると盗難の恐れがありますので、必ず2段階認証を設定しましょう。
デスクトップウォレット
自分のPCの中に秘密鍵を保管する方法です。PCを金庫と見立てて自宅で保管している感じでしょうか。設定するのが面倒で、結局自分のPCがオンラインだったり共用のPCだったら盗難のリスクは多少残ります。
モバイルウォレット
スマホを財布と見立てて持ち歩いて保管している感じでしょうか。スマホをよく落とす人は要注意です。
ハードウェアウォレット
USBを金庫と見立てて自宅で保管する方法です。PINコードを入力することで使用可能になります。基本的にオフラインで管理するので安全ですが、無くしたり壊すことが無いように注意が必要です。
一番安全なのはハードウェアウォレット
一概には言えないかもしれませんが、コインチェック事件のようにハッキングに対して安全か?という目線で見たらハードウェアウォレットが一番安全です。なんて言ってもオンラインになるのは自分が使用する時だけですので。
オススメのハードウェアウォレットはこちら。※現在品薄状態だそうです。
使い方はこちらから → Ledger Nano Sの使い方
Ledgers Nano Sの特徴
Ledgers Nonoはフランス Ledger社の製品です。日本では代理店を通じて購入することになります。
最近はよく似た偽物も出回っているそうでので、購入する際は必ず正規代理店から購入しましょう。非常に軽く小さくUSBで簡単に接続できるため、比較的簡単に利用できます。
BTCとETHを保管することに加え、ソフトウェアをアップデートすれば20種類ほどのアルトコインが保管可能になります。ちなみに国内大手取引所Zaifでも紹介されている製品です。
値段は一万円ちょっとですので、金庫を買ったと思えばそう高い買い物では無いかと思います。今回のコインチェック事件では、コインチェックやNEM財団等の頑張りもあり資金は返ってくるかもしれませんが、何時同じような事件がおこるとも限りません。これを機に自分の資産は自分で守るための準備を進めていければと思います。