このページの目次
仮想通貨ニュース:2018年6月16日 21:00
Japanese Police Investigate Cryptojacking Case Involving Coinhive Monero Mining Software.
日本の警察がCoinhiveによるクリプトジャッキングを捜査
※クリプトジャッキング・・・webページにマイニングソフトウェアを仕組んでおき、閲覧者のCPUを使って知らないうちにマイニングする行為。
記事翻訳
日本の警察は、仮想通貨”Monero”を勝手にマイニングするソフトウェア”Coinhive”によるクリプトジャッキングについて捜査を開始した。
捜査当局では、容疑者たちがコンピュータウイルスの使用を禁止する法律に違反している疑いがあるとしている。
情報源によると、容疑者達はマイニングに関する”同意”または”明確な通知”無しに訪問者のコンピュータのCPUを利用して仮想通貨のマイニングを行うCoinhiveをwebサイトに埋め込んでいた事件に関わっているという。
これまで、日本の警察は、Webデザイナーを含む3人の個人を捜査。そのうちの1人は横浜簡易裁判所からコンピュータウィルスの違法な配置のために10万円(904ドル)を支払うよう命じられている。事件に関与した個人は、2017年の秋にウェブサイトを設置したとされている。
毎日新聞によると、被告らの一人はこのソフトウェアはウイルスではなくオンライン広告配信と同様な収益化の方法であると主張しており、横浜地裁で裁判にかけられる。
この事件は、神奈川県、千葉県、栃木県などの警察署によって追跡され、当局ではCoinhiveのインストールと実行はコンピュータの所有者の同意なしに行われ、コンピュータの所有者が意図していない方法で機能するため、この事件は犯罪として追及される可能性があると判断。
この事件は、日本では初めての仮想通貨マイニングに関する刑事事件であるとされている。2017年に創設されたCoinhiveは、サイト訪問者のCPUパワーと電力を利用しウェブサイト上でMoneroをマイニングする最も広く普及したオンラインツールの1つとなっており、YouTubeや政府機関や大学のウェブサイトがターゲットにされている。
ソフトウェアセキュリティ関連企業のCheck Pointの1月のレポートによると、世界中のビジネスの55%がクリプトジャッキングの影響を受けているとしており、このレポートでは、Coinhiveという言葉が「お尋ね者ナンバーワンのマルウェア」になっている。