2014年に日本発の仮想通貨「モナコイン」がリリースされてから、日本発の仮想通貨はじわじわと増えています。仮想通貨は海外だけのものだけではなく、日本発の仮想通貨で注目を集めているのものがあります。
本稿では、そんな日本発の仮想通貨のひとつである「ALIS(アリス)」をご紹介します。
- ・ALIS(アリス)ってどんな仮想通貨なの?
- ・ALIS(アリス)はどれくらいメジャーな仮想通貨なの?
このような疑問をお持ちの方も少なくないかもしれません。
そこで本稿では、
1.ALIS(アリス)の発行年月日
2.ALIS(アリス)の取引高
3.ALIS(アリス)が開発された目的
4.ALIS(アリス)の技術的な特徴
の4項目についてわかりやすく解説していきます。
これからアリスへの投資を考えている方、アリスに興味のある方は、ぜひご一読ください。
1.ALIS(アリス)の発行年月日
ALIS(アリス)は、2017年9月29日に発行されました。
2018年4月23日にクローズドβ版が公開され、5,000名限定で募集が開始されました。2018年6月1日現在、すでに5,000人の枠を突破した模様で、今から登録するにはWaiting Listに登録する必要があります。
私は、運良く事前登録することができたので早速、1記事書いてみたのですがちゃんとトークンをもらうことができました。
記事はこちらになりますので、読んでいただければ幸いです
2.ALIS(アリス)の取引高
取引高:140,494円/日
時価総額:671,183,189円
ALIS(アリス)は他の通貨に比べて非常に低い状態ですね。これは、メインとなる市場が日本であるためかもしれません。しかし、前述した通りプロジェクトは目に見える形で動いていますので今後の行く末が非常に楽しみな通貨であります。
3.ALIS(アリス)が開発された目的
アリスは、ブロックチェーン技術を用いた分散型ソーシャルメディア(SNS)プラットフォームとして生まれたプロジェクトです。
TwitterやInstagram、FacebookといったSNS(ソーシャルネットワックサービス)は私たちの生活から切っても切れない存在になりました。新しい商品やサービス、店舗などの紹介はTVや雑誌だけでなく、SNSから発信されることも珍しくありません。今やSNSは、新たなメディアとしての地位を築いています。
しかし、SNSに代表されるネットでの情報発信は、その真偽を疑わしいケースも多数存在します。あるタレントの方がネット上で凶悪事件の犯人にされ、いわれのない誹謗中傷を受け、その後の人生に大きく影響を受けてしまったという悲しい事件も起きています。ALISの目的は、ブロックチェーンを利用した技術により「信頼できる記事を書いた人・いち早くその情報を見つけた人」に報酬を与えることで、信頼性の高い情報を蓄積していくことを目的としています。
4.ALIS(アリス)の技術的な特徴
前述した通り、ALIS(アリス)は分散型のソーシャルメディアプラットフォームとして開発されたのですが、STEEMという海外のプロジェクトの影響を強く受けています(WHITE PAPERにも記載されています)。
ALISがSTEEMの影響を受けつつも差別化した特徴は2つあります。
1つ目は、トークンの仕組みをシンプルにする(STEEMはトークンが3つもあり複雑である)ことで、情報技術リテラシーの低い人でも理解しやすい(参加しやすい)形にすることです。
2つ目は、日本語での対応を最優先していることです。これによって、日本人である私たちに身近な存在になることを目指しています。WHITE PAPERによると、日本のSNSマーケットは非常に将来が有望であるとの分析からターゲットとなるマーケットを日本に絞っていることが伺えます。
良いことばかり並べ立てる最近の仮想通貨事情を考えると、非常に現実的で製品化されやすいプロジェクトであると個人的には考えています。
ALISのSNSプラットフォームとしての仕組みは、
- 良い記事を書いた人に対してトークンを配布する。
- 良い記事をいち早く見つけた人に対してトークンを配布する。
となっており、1:90%、2:10%の割合でトークンが分配されます。
また、トークンの配布量はトークンの保有量がおおければ多いほど多く分配されるようになっているようです。これによって、良い記事をたくさん書いている人にはトークンが多く配布されるため、トークンの量によって書き手の信頼性を実現することができる仕組みになっています。
ALISのロードマップは、3段階に設定されており
1段階目は、仮想通貨をSNSの主材料とする。ここで、プロジェクトがうまくいくかどうかを見極める。
2段階目で、あらゆる商品やサービスの口コミサイトとして展開する。
3段階目で、信頼できるプラットフォームとして、仕事の受発注を行える場所を提供する。これは、日本(現政権)が今後目指していく1億総活躍社会を見据えた新たな副業の形をもたらすものとして考えています。
1億総活躍社会を見据えたデザインを行なっていることを見ても、ALISは純国産の通貨らしく日本の現状に合わせた通貨になっているところが非常に興味深いですね。
ネットに溢れる真偽不明の情報を精査し、低コストで質の高い記事を提供する。そして、日本の現状に合わせたデザイン(設計)を行なっている。今後、ALISがどのように発展していくのかがとても楽しみです。
※ALISは、WhitePaperが日本語で公開されているため、詳細を知ることが比較的簡単です。興味がある方は読んでみることをおすすめします。
残念ながら2018年6月現在、日本国内の取引所ではALISを購入することはできないため購入には海外取引所を利用する必要があります。購入を検討されている方は、日本で最も有名な海外取引所であるBinanceでの口座開設の仕方を下記に紹介していますので参考にしてください。
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