基礎から始める仮想通貨:カルダノ編【Cardano:ADA(エイダコイン)】

2009年のビットコインの誕生後、ブロックチェーンの技術形態を真似た仮想通貨はこれまでに多くリリースされてきました。それらの仮想通貨は「アルトコイン」と呼ばれています。

本稿で解説させていただく、オンラインカジノやオンラインゲームでの利用を目的に開発された「Cardano(カルダノ/ADA【エイダコイン】)」もそんなアルトコインのひとつです。

本稿では、以下の4つの項目からCardanoをわかりやすく解説しています。

1.Cardano(カルダノ/ADA【エイダコイン】)の発行年月日

2.Cardano(カルダノ/ADA【エイダコイン】)の取引高

3.Cardano(カルダノ/ADA【エイダコイン】)が開発された目的

4.Cardano(カルダノ/ADA【エイダコイン】)の技術的な特徴

ぜひご一読ください。

 

1.Cardano(カルダノ/ADA【エイダコイン】)の発行年月日

Cardanoは、2017年9月29日にプロジェクトが公開され、10月2日に上場を果たしました。ADA(エイダ)という名前は、人類史上初のプログラマである「エイダ・ラブレス」からとったと言われています。

元々はオンラインラジのやゲーム用のプラットフォームとして開発されたものですが、現在では様々な用途に使えるように開発の方向を転向しています。

 

2.Cardano(カルダノ/ADA【エイダコイン】)の取引高/日

取引高:130億6,201万円/日

時価総額:6,098億2,358万円

取引高は非常に多く2018年6月現在、7位に位置しています。

 

3.Cardano(カルダノ/ADA【エイダコイン】)が開発された目的

Cardanoは、冒頭でも触れたように「オンラインカジノ」や「オンラインゲーム」で使うことを目的として開発された通貨です。そのプラットフォーム上で利用できる通貨がADA(エイダコイン)です。

Cardanoは、スマートコントラクトやブロックチェーンなどの透明性の高い技術を用いており「誰がいくら勝ったのか」などの取引を記録、公開していました。

しかし、現在では「科学哲学」と「学術研究」を主軸に開発が進められているようです。

 

4.Cardano(カルダノ/ADA【エイダコイン】)の技術的な特徴

Cardanoがオンラインカジノでの使用を目的として開発されたことは、先にも説明した通りです。しかし、従来のオンラインカジノは不正プログラムがまかり通ってしまうことが問題視されてきました。

そんな従来の問題を解決するのが、Cardanoに用いられているスマートコントラクトとされていました。自動ですべての取引全般の履歴が記録されるため、従来のオンラインカジノと違い不正を働くことが極めて困難な仕組みになっています。さらに記録された取引履歴は、エイダコインを所有している・いないに関わらずすべてのユーザーに公開されます。これにより、公平なオンラインカジノプラットフォームを実現目指していたようです。しかし、現在日本語WEBページ上からはカジノやゲームの言葉は消え去っています。

エイダコインは、Daedalus(ダイダロス)と呼ばれる安全性を売りにしたウォレットに保存することができ、公式WEBサイトからダウンロードできます。ダイダロスは、量子コンピュータにも耐性を持つような設計を目指しているようです。また、コンセンサスアルゴリズムにはOuroboros(ウロボロス)と呼ばれるPoSアルゴリズムを採用しており、研究チームによるその設計が学会に提出され安全性を科学的に証明しようとしています。このように現在では、学術研究をベースとしたプロジェクトにシフトしてきており、活動状況を示すロードマップも細かく掲載されています。

ロードマップ上で、Cardanoのプロジェクトは「Byron」「Shelley」「Goguen」「Basho」「Voltaire」という5つのフェーズに分けられており2018年6月現在、開発のは「Shelley」「Goguen」まで進んでいるようです。「Shelley」の後半には、デビットカードとの連携も予定されており、実現したら非常に面白いものになるかもしれません。

Cardanoは、当初詐欺コインと呼ばれていました。その理由は本当に詐欺だったコインの開発に携わっていた人物がCardanoの開発にも関わっているとされたからですが、「取引所に上場されたこと」「現在に到るまで開発は続いていること」「開発メンバーに、EthereumやBitsharesを開発したCharles Hoskinson (チャールズ・ホスキンソン)氏が加わっている」ことから、一応詐欺コインというレッテルは払拭されたのではないかと思われます。(開発が頓挫する可能性は残っているかもしれません)

今後は、先に示した学術論文の査読結果やロードマップの進捗が今後の動向を左右していくのではないかと考えられ、動向が楽しみなプロジェクトの一つです。

残念ながら2018年6月現在、日本国内の取引所ではADA(エイダコイン)を購入することはできないため購入には海外取引所を利用する必要があります。購入を検討されている方は、日本で最も有名な海外取引所であるBinanceでの口座開設の仕方を下記に紹介していますので参考にしてください。

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