2009年にビットコインが誕生してから、これまで膨大な種類の仮想通貨がリリースされてきました。2018年6月現在で、その数は1,500種類を越えると言われています。海外大手取引所Binanceでは、1,099種類のコインが登録されています。
それぞれの通貨には、優れている点やこれからの改善が期待されている点などがあります。それは、仮想通貨の中でも有名な「ビットコイン」や「イーサリアム」も例外ではありません。
では、その2つの通貨同士の優れている点を合わせた通貨があったらどうでしょうか?
本稿では、そんなビットコインとイーサリアムの優れているところを合わせた仮想通貨「Quantum(クアンタム/QTUM)」を以下の4つの項目からご紹介します。
1.Quantum(クアンタム/QTUM)の発行年月日
2.Quantum(クアンタム/QTUM)の取引高
3.Quantum(クアンタム/QTUM)が開発された目的
4.Quantum(クアンタム/QTUM)の技術的な特徴
これからクアンタムへの投資を検討している方は、ぜひ本稿をご一読ください。
このページの目次
1.Quantum(クアンタム/QTUM)の発行年月日
クアンタムは2016年12月29日にシンガポールQtum財団によりプロジェクトが公開、その翌年2017年3月12日にICOが開始されました。
クアンタムは、ICOによって10億円以上もの資金調達を成功させたことでも知られています。そして、それから半年後の10月にメインネットにてローンチされました。
2.Quantum(クアンタム/QTUM)の取引高
取引高:143億678万円/日
時価総額:1,144億6,991万円
現在、時価総額ランク19位に位置しています。
3.Quantum(クアンタム/QTUM)が開発された目的
クアンタムは、「ビジネスシーンにおける日々のルーチンを合理化すること」を目標としたビジネス思考的プラットフォームです。クアンタムの分散アプリケーションを用いることで、企業は商品発注などの単純作業を効率化することができ、結果としてそれらの業務に割いていたコストを削減することができるといわれています。
4.Quantum(クアンタム/QTUM)の技術的な特徴
クアンタムの最大の特徴は、ビットコインの「UTXO」とイーサリアムの「スマートコントラクト」を融合したことです。
UTXOは残高の管理方法の一つで、イーサリアムに使われているアカウントベースの残高管理に比べて匿名性が高く、安全性に優れていると言われています。
また、イーサリアムの最大の特徴である、送金だけでなく「契約を自動化」できる仕組みであるスマートコントラクトは、ビットコインで実装することが困難だと言われています。
Quantumでは、Account Abstraction Layer(AAL)という技術を使って、ビットコインベースのブロックチェーンとEVM(Ethereum Virtual Machine)をブリッジ(橋渡し)することでこの二つの技術を融合させることに成功しました。
また、UTXOを採用することでEthereumのウォレットに比べ非常に軽量化されたライトウォレットを作成することができるため、スマートフォンなどのモバイル端末でも軽快に動作させることを可能としています。そのため、Dappsの開発が盛んに行われています。
※上記の画像は、旧WEBサイト常に掲載されています。これらのプロジェクトがちゃんと進行しているかは未確認です。
Quantumが今後伸びていくかどうかは、メインプロジェクトの進捗だけでなく、これらDappsの開発競争も鍵となってきそうです。
残念ながら2018年6月現在、日本国内の取引所ではQTUMを購入することはできないため購入には海外取引所を利用する必要があります。購入を検討されている方は、日本で最も有名な海外取引所であるBinanceでの口座開設の仕方を下記に紹介していますので参考にしてください。
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