現在、仮想通貨の種類はとてつもない数に上ります。その総数は1,500種類以上とまで言われており、海外の大手取引所Binanceでは1,000以上の通貨が取引されています。
その中にはよくわからない理由で有名になったコイン。人気が出たコインがあります。
今回ご紹介するのは、一時期日本でも人気を集めた「MONA(モナ)コイン」です。旧2ちゃんねる発祥のアスキアート「モナー」をモチーフにしたデザインが特徴的な日本初の仮想通貨です。
でも、実際モナコインってどんな仮想通貨なのか知らない方も多いですよね。そこで本稿では、
1.MONA(モナ)コインの発行年月日
2.MONA(モナ)コインの取引高
3.MONA(モナ)コインが開発された目的
4.MONA(モナ)コインの技術的な特徴
の4項目をわかりやすく解説していきます。ぜひご一読ください。
1.MONA(モナ)コインの発行年月日
モナコインは、2014年1月1日に発行されました。開発者は「Watanabe」さん。ライトコインをベースとした、日本国内初の仮想通貨です。
リリース後は、モナコインを用いた関連サービスが続々とリリースされたり、お気に入りのクリエイターなどへの「投げ銭」に利用されたりと、国内では愛される存在となっていました。
2.MONA(モナ)コインの取引高
取引高:4,821万円 /日
時価総額:177億1,845万円
2018年6月現在、時価総額ランク67位に位置しています。
3.MONA(モナ)コインが開発された目的
残念ながらモナコインは、何らかの強い目的を持って開発されたコインでは無いようです・・・
また、開発者の「Watanabe」さんが何者であるのかも判明していません。
しかし強いていうならば、上述のようにすでにMONAでの決済を導入している企業があることや「投げ銭」などの特定のコミュニティ内で実際に利用されていることが挙げられます。(後付けですが・・・)
4.MONA(モナ)コインの技術的な特徴
ライトコインをベースとして開発されたモナコインは、ビットコインと比較して送金スピードがとても早く、また手数料も低く抑えられています。世界初のsegwitを導入したことでも知られています。
segwit:bitcoinなどのスケーラビリティ問題(取引量が多過ぎて送金遅延が起こること)を解決するために考え出された技術。1ブロックに書き込まれるデータ量を圧縮することでより多くのトランザクションを処理することができる。
2017年8月、Bitcoinにもsegwitが導入されたため、残念ながら特段新しい技術とまでは言えなくなってしまいました。
また、技術的な特徴ではありませんが、前述のようにMONAは実店舗等で使える機会が多いことも人気の要因になっていました。たとえば、家電量販店や美容クリニックなどでは、いわゆる「モナ払い」を導入しているお店があります。実店舗だけでなく「monappy」という「モナコインで買い物すること」に特化したオンラインショップまであります。
そんなMONAですが、2018年5月15日にロシアの仮想通貨取引所で”Selfish Mining”と呼ばれる攻撃によって1,000万円ほどの盗難被害を受けました。SelfishMiningとは、マイニングパワーが強く悪意を持ったマイナーが、自分の都合の良いように作り出したブロックを隠し持ち、ブロックチェーンの長さが十分になったところで自分のブロックを公開する手口です。一時期のアルトコインブームが終わり、人気のなくなりつつあるコインがこれらの手口に狙い撃ちされる事件が最近相次いで起きています。
そんなこんなで前途多難なMONAですが、一定のコミュニティの強さがウリであることは間違いがありません。投機的な目的だけで考えるなら、技術的に優れているよりも人気があることの方が市場を大きく動かすケースも考えられますので、これからの盛り上がり次第で再度大化けする可能性もあるのでは?と淡い期待を抱いてしまうところです。純日本産のコインということもあり、形はどうあれ今後が楽しみなコインの一つです。
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